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ダンス系のメル友との体験談

 

私は幼い時から5年間、
習い事としてダンスをやってきました。
年齢や性別も関係なく、
みんなが自由に自分を表現している中で、
私もみんなと同じようで全く違うものを
表現出来ているという瞬間が大好きだったのです。

 

よく休日の練習終わりには、
みんなで近くのファミレスでおしゃべりをしたり、
時には近くの公園でダンスを見せ合ったり…。
こんな楽しい日々がずっと続いていくと良いのになぁ…
なんて思っていた私。

 

しかし、将来の夢の為にバイトをして
お金を貯めなければならないと考えた私は、
高校入学をきっかけにダンスを辞める事にしたのです。

 

私が所属していたチームの代表に報告を済ませた帰り道
「もう友人達と一緒にダンスをする機会もないのか…」と、
少しへこんでいた私の所へ一気に10通程のメールが届きました。

 

「暇な時はまた一緒に公園いくぞー!」
「ダンス怠けんなよ」
「まだ教えて欲しい事ある!頼んだよー」なんて、
ダンス仲間からのメール。

 

なんだか、へこんでいた自分が馬鹿馬鹿しく感じて、
私は1人笑ってしまいました。
学校も年齢も違うのだから「ダンス」
という共通点をなくした私達はもう交わる事がないと思っていたけれど、
今ではメル友として、
昔はあまり話さなかった学校の事や恋愛のお話等をしたりしているのです。

 

最近では「大きなダンスイベントがあるからおいで!」
なんてお誘いや「文化祭でやるダンスの曲何にしたらいいかな?」
といった相談をされたりして、
ダンス仲間としてもメル友としても仲良くしています。

 

私の1番最初のメル友

 

私の一番最初のメル友は、少し寂しく切なくも
母親が一番最初でした。

 

中学校に入学と同時に、部活動や塾なんかで帰りが遅くなり
心配だから携帯持ち歩きなさい!と
両親に諭され、購入する事にしたのですが

 

引っ込み思案だった私からは
同級生のメールアドレスや電話番号なんて
簡単に聞けるわけも無く、
もし断られたら…なんか今までの
関係も壊れてしまいそうで怖い…。

 

そんな気持ちが中々離れず、私の携帯電話の
電話帳は誰も居ませんでした。

 

 

私は家に帰りリビングで何気なく携帯電話をいじっていると
母親が「どれどれ、メル友の一人くらいは出来たかー?」
なんて携帯を取り上げ、電話帳を見ました。

 

少し母親は安堵の表情を浮かべ
「中々メールアドレス聞いたりできないんだったら
お母さんにアドレス教えてちょうだい?
私が一番目のメル友に
してほしいな」
そう言われ、寂しかった気持ちがぷつんと切れ
母親の優しさに泣きながら
メールアドレスを交換しました。

 

私は自分の部屋に戻ってから
気を利かせてアドレスを聞いてくれた
母親に感謝のメールを送ると、
私も昔は引っ込み思案な性格で
私の時代には携帯なんて無かったから
家の電話だったんだけれど、お友達に
教えるの、凄く勇気が要ったからね…
だから気持ちがよくわかるの。

 

普段、話さないような事を母親はしてくれました。
近くも無く、遠くも無く
そんな距離感のあるメールは
互いをさらけ出せる一つの方法なのかな。
今ではそう思えたりします。

 

今でも、母親は大切な私のメル友です。